事業紹介

病院と介護の経営の方へ

1.病院で人事考課が軌道にのるための7つの条件
(第67回 日本病院学会神戸大会ワークショップで発表)

人事考課は、管理者が部下の課題を考えて育成に繋げるマネジメントの一つです。考課とは部下の課題を考える意味と解釈しています。この人事考課制度が軌道に乗るためには7つの条件が必要です。この条件は、長年の病院人事のコンサルティング活動を通じて検証したものです。

(1)人事責任者が、人事考課が軌道に乗るまで辛抱強く努力し続けていること。
人事考課で軌道に乗る法人は共通して人事責任者がご熱心なことです。人が人を評価することは難しいことですが、軌道に乗るためには人事責任者の熱意と誠意が不可欠です。そのマインドが、考課者にも被考課者にも大きな影響を与えます。

(2)考課者トレーニングを必ず行い、実態に合ったケーススタディをしている。
考課者トレーニングを定期的に行う事、そして、その内容が法人オリジナルな事例に基づいていることが重要です。人事考課の判断基準は法人ごとに微妙に違います。それをケーススタディで確認していく必要があります。

(3)定期的に人事考課要素の内容を見直してメンテナンスしていること。
一度作った人事考課を継続して活用する面と同時に毎回の人事考課を事前事後に点検して、考課要素が法人の方針および現場の実態と適合しているかどうかを検証することが考課の仕組みのレベルアップになります。

(4)人事考課のフィードバックとフィードフォワードを実施していること。
人事考課のフィードバックは比較的行われるようになりましたが、フィードフォワードは、これを仕組みとして確立して運用しているところは少ないです。フィードフォワードとは、人事考課結果を現在から将来への育成に繋げる鍵となるものです。人事考課は何のために行うか。この点を人事考課と人材育成で連動させる仕組みです。

(5)人事考課の不満や意見をボトムアップして制度の改善に活かしていること。
人事考課が不満で離職する、或いはモチベーションが下がることはあり得ます。考課に不満が起きないようにすることよりも、不満はあるものとして、それを吸収していく組み立てが必要です。

(6)人事考課要素に自主性を評価するポイントが入っていること。
部下の仕事の自主性を認めることは意欲を引き出します。自主性のある行動を考課するというよりも、認めることをベースとすることに意味があります。

(7)人事考課と年度の経営方針、部門方針と適合していること。
経営方針・部門方針で重点項目として掲げて、それに対して具体的な行動と成果があっても、人事考課は旧来のままで、何の連動もしていないことが多くあります。

このような条件が揃って来ると人事考課が軌道に乗ってきます。一つ一つが、それほど難しいことではありませんが、実務的に実行するためには創意工夫が必要です。

2.人事制度の組み立て

病院の人事は職能ラダ―を中心に組み込んだその病院の固有の人事制度を本当に数多く手がけてきました。
社会福祉法人の人事はキャリア段位と関係づけて組み立てます。

3.教育研修

(1)管理者研修
チームのモチベーションを多角的に討議します。
(2)考課者トレーニング
考課ケースを揃えています。
(3)面接研修
面接をしたくないと言っていた管理者が変わりました。

4.ドクター

(1)労務管理の仕組みづくり
課題の多い時間外労働の在り方、仕組み化をドクターと共に考えます。