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SUENAGA Blog
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コンサルタントが推奨する!最高の”価値提供”を目指すためにできること

仕事において”お客様と向き合う”ということ。それは営業職だけでなく、あらゆる仕事において共通のものです。つまり、向き合う先が異なるというだけで「相手に向き合い、価値を提供する」という行為は同じ。
そこで、相手に価値を提供する際に、最大限までそのレベルを引き上げることが大切です。そのためにできること、それは自分の準備次第なのです。
今回推奨するポイントは、お客様の課題解決を行うコンサルタント職から営業職、それ以外のあらゆる職種で活用できるものです。問題ないと思う方は、セルフチェックに。自身の提案力が停滞時期だなと感じる方は、改善案としてぜひお役立て下さい。

1. 日常の仕事の組み立てについて考える

日常の仕事は、”組み立て”をする必要があります。日常の不整理が効果・効率を上げる仕事の妨げになりやすいものです。しかし案外、議論されないテー マでもあります。これは、日常の実務で埋没していてわからないようになっていますが、意識して改善すれば案外効果を出します。
仕事を進めていくうえで、べテランも新人も心しておくべきことです。煩雑な実務の”計画化”と”目標化”を行ってみて下さい。

2.今日の仕事の目標について

「今日は、何をどこまでやる」という事を明確にして下さい。できれば前日に今日やるべき事を洗い出してリスト化しておくと良いです。それを翌日はバッタバッタと進めるだけです。
この1日の積み重ねが成果です。お客様に価値提供をする仕事は、時間管理や時間の品質で成果が変わってきます。ぐずぐずした仕事の仕方では自分もお客様も成果は出ません。成果を出すためには時間を適切に活かして下さい。
そして、今日の目標を立てる際に、可能な限り「できているイメージ」を湧かせて下さい。しっかりイメージが湧けばイメージ通りの結果が出ます。

3.今日のお客様に対する仕事の目標

今日訪問するお客様に対して、進めなければいけない”仕事の目標”を明確にして下さい。「今日は何をどこまでやるか」が漠然としていてはいけません。目標は、仕事の品質に影響を与えます。そのため、今日の訪問の品質を高めるためには大きな意義があります。
そして仕事が抽象的になりがちなときは、余計に仕事としての出来栄えを自分に問いかける必要があります。「その品質で問題ないか」「悪ければ何をどう変えるか」などです。

4.お客様を良くするために必要な内容を目標にする

例えば、調査が必要とか、資料を相当読み込むとか、問題点を洗い出してみる…などが必要なこととして浮かび上がってきたとします。ある意味でお客様を良くするために必要なテーマをあぶり出して、それに対してどのようにするかの”計画の具体化”です。
例えば、従来のやり方では解決や改善が見えてこない、社内にも資料がない。どうするか?具体的な行動を目標にします。
さらに、「お客様は良くなっているか?」「どうしたらお客様は良くなるか?」「そのための手技方法は今のままでいいか?」 などです。

5.社内の業務でやるべき事をリスト化→計画に落とし込む

報告、提出物、メール、調整、会議準備、事後フォロー…など社内業務は多岐に渡ります。特に会社を代表してお客様と対峙する仕事をしている人は、社内の事を軽視する人がいます。お客様は大切にするが、社内は軽視する。そういう人で成長した人を知りません。社内を軽視し続けているということは”足元の仕事のレベル”が変化させられないことを示しており、組織適応が弱い人です。案外多い印象です。

6.部下指導、社内研修などの目標について

「誰にどういう指導をする必要があるか」「それをいつどのような形でやるか」「そのために必要なアプローチ、情報収集はどうするか」の目標化です。社内研修についても、やればいいのではなく、”品質”が重要です。その内容・準備をどうするかを計画し、目標にする必要があります。

7.どうやって仕事を進めるか

自分がやるべきことを日々棚卸して整理し、計画に入れて迷わずに実行する。そして手を抜かずに”ルーティン”として進めていくことです。
そして、現在「何が進んでいる」「何ができていない、」「何が遅れている」ということをしっかりと掌握しておくことです。

仕事の”習熟化”への道のり

最後に、コンサルタント職を例に挙げて、”その習熟”への道のりにフォーカスします。コンサルタントという仕事は、初めの段階は、知識をつけること、学習すること、仕事の方法を身につけること、煩雑な事務、など雑多な業務が重なります。それを片付けることがうまくいかずに嫌になる人も多いです。しかし、その中でこそ活路を見出していただきたいのです。

また、仕事ができるようになってくると、次々にやらなければいけないことが湧いてきて、 どれだけ時間があっても足りないようなイメージになります。ついつい、「コンサルタント業務だけやらせてくれたらいいのにな…」という考えになりがちです。
そうではありません。仕事は、働いている以上は次から次に問題が出てきます。むしろ、それを片付ける方法に気づいていないことが問題です。それぐらいできなくて、お客様の問題に対応することなどできるはずがありませんし、自分自身のプライベートであっても次から次にいろいろなことが重なります。それを漫然と見ているわけにはいかないのです。仕事には上司部下はいても、プライベートは自分でやるしかないのです。その時に、仕事を”方向づける”ことができる知恵があればプライベートでも活きてきますし、プライベートで体得した知恵は仕事でも活きてきます。

仕事を進めていくうえで基本となることです。自分のやり方を模索して確立して下さい。既にできている人は、もう一度見直して、壊して、また組み立てて下さい。 新たな気づきが起きます。

本文の続きは、弊社冊子『経営コンサルタントの基本ver1』よりご覧いただけます。