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SUENAGA Blog
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「先輩が後輩に教えると言いますが・・・」

仕事を先輩が後輩に教えるということは、とても大切なことです。先輩の経験にもとづくノウハウや技術は後輩に語り継がれ伝授されることで活かされてきます。ただ、教えることの弊害があるように感じます。つまり、教えられた後輩はある程度までは伸びますが教えられすぎると成長が停滞します。なぜなら刷り込まれすぎて思考が固定化されるようです。そして、先輩も教えることが日常化してくると今までの経験の範囲で新しい経験後やレンジがないので思考が止まるようです。先輩は、後輩に教えすぎてはいけないのです。ある程度教えたら関心の持ち方を変える必要があります。つまり、後輩に学ぶのです。後輩に学ぼうという意思が必要です。教えてばかりいると学ばせようという気持ちが先行しています。学ばせようという考え方からは自ら学ぶということは生まれてきません。先輩も後輩も共に学ぶという同時性、先輩から後輩が学び後輩から先輩が学ぶ双方向性が必要です。仕事を一生懸命教えている先輩の仕事の中身が、時代から遅れていたり感性が鈍くなっていたりすることがあります。教えてばかりいると、気が付いたら古いことを後輩が我慢して聞いてくれていたということがあり得ます。後輩にある程度教えたら、失敗することを待ってやる心も必要です。仕事の本当の核心部分は、教えて教えられるものではないように思います。それも含めて先輩は後輩を育てる必要があると思います。教える以上は、自分が後輩以上に学んで実践して、後輩が先輩から学びたいと心底思ったら教えなくても後輩は育つものだと思います。教えなければ伝わらないうちはまだまだだと言い聞かせています。前人未到の今日と言うこれからの時間を素晴らしいものにしましょう。