末永ブログ
今すぐできる!”報連相”を自主的なコミュニケーションに変えるコツ
2024年6月19日
部下の課題は「報・連・相が不十分」がトップ
ある調査によると、部下の業務遂行において「何を課題に思っているか?」と上長に尋ねたところ、「報連相が不十分である」ということが最も課題として挙げられていました。
なぜこれほどまでに「報連相」は頭痛のタネになっているのでしょうか?
会社の上司と部下という関係で仕事をすることが一般的なので、自然と報連相を義務やノルマ的にとらえがちです。もっと報連相を面白く楽しくできないものかと思います。そうすればもっと頻繁に報連相をするのではないでしょうか。
報連相を自主的なものにするためのコツ
では、どうすれば報連相は「面白く」「楽しいもの」になるのでしょうか?
「面白い」と言う意味では、新しい発見があれば面白いと感じます。そうです。報連相をしたら何かの”発見”があるのです。日々の仕事の中にそんなに発見があるとは思えないかも知れませんが、それを見つけようとしていないのではないでしょうか。
例えば、報告内容として「今日、あなたが見つけたこと、気づいたこと、発見したこと」を取り入れてみてはどうでしょうか。
実は、こういった発見は”義務”として仕事をしていては気づかないことです。仕事の仕方が上司に抑えられたような形になっているので、自分から探索する仕事の仕方になっていないのでしょう。
例えば、お客様を訪問したら「いつもと違うことは何かないか?」と探すのです。何でもいいと思います。新人が入社した、社長の車が車検だ、観葉植物が枯れている….など何でもいいと思います。
つまり、相手に関心を持ちながら行動をし続ける習慣が大切なのです。私たちは、自分に興味があるものには関心を寄せます。しかし、興味のないものには関心を持とうとしません。むしろ無視します。ただ、興味関心を持つこと自体はできるのですから、そのスタートを身近なところから始めて、そして次第に仕事の中身に向けていってはいかがでしょうか。
今日お客様を訪問した時に気付いたこと、内勤で仕事をしていて気づいたこと、電話を受けていて気づいたこと….様々なことを、時々お茶を飲みながら話をしてみてはいかがでしょうか。
そんな暇はないかもしれませんが、暇があるからというよりも、そういう”回り道”が、これからの”チームのコミュニケーション”にとって鍵になります。なぜなら、人と人はもともと違うのですから、自分の思うようにも相手に思うようにもならないものです。しかし、仕事なので同じ方向に行かなければいけない、だから『報連相』なんです。それができるようになるには同じレイヤーを育まなければ通い合えないように思います。
ゴルフをしていたら、釣りをしていたら、テニスをしていたら….けっこう話ができたんですと言われます。そんなに話す時間はないはずなのに通い合った感じが持てるのです。この感触はとても大事ではないでしょうか。