末永ブログ
【今こそ知っておくべき】”頑張る”って何だろう?を徹底解説
2023年4月6日
新しい環境や、新しい業務、新しい人々とのコミュニケーション…
「頑張ろう!」と気合いを入れていても、実際には「どう頑張ればいいのか?」「頑張っても上手くいくだろうか?」と不安の感情が出るのは当然のことです。
では、「頑張る」について考えてみましょう。
頑張っているか・いないか、頑張っていないから頑張ると言うのは、当然のことのようですが、ある意味で”自分の頑張り基準”でだけ見ているのかも知れません。人それぞれに自分の「がんばリズム」があるのであり、それは比べるものではないのでしょう。
また、頑張ると言う言葉自体を避ける人もいるでしょう。言葉自体が泥臭く感じて、苦手に思う人もいるかもしれません。
しかし、実際は言葉の表現方法の1つであるだけで、類似する・言い換えた言動を行って、言葉の力を感じていると思います。
そして、英語にしてみると「頑張る」のニュアンスの幅広さに気づかされます。
自分の頑張りが、仕事やスポーツで言うような”できる段階”に届いているかどうかは、自分でやって見なければ分かりません。
その段階が経験的に分かっているので、ついつい「頑張ればできる」とか、「もう少し頑張ればラインに届く」とか、”頑張り次第”でゴールに達すると言うのです。
もう一歩の努力も要りますが、よく頑張っている確認も必要です。
自分なりのキャリアハイがその人にとっては何よりも重要ではないかと思います。
そして、この”頑張る”という言葉には不思議な力があります。
これから新たな決意で頑張ると言う人には応援したくなります。
気落ちしていた人が、もう一度頑張ると言う時も「大丈夫!」と励ましたくなります。思うようにいかない結果の人には、「頑張ったのだから」と言います。
昭和生まれの私は、この言葉がなんとなく好きで、自分で自分を励ます時や、知り合いの方々にもよく「頑張って下さい」と申し上げています。(相手は「もう頑張っているよ!」と思っていると思いますが..)
阪神淡路大震災の時に上皇様、上皇后様が被災地を震災見舞いに訪問されました。訪問した場所を離れる時にバス(この時は震災直後でバスでした)の中から、上皇后様が被災者の方を見ながら両手の拳を握って軽く振り下ろされました。とても勇気づけられるお振舞いでした。
私が言葉にするのはおこがましいことですが、もし言葉にすれば「頑張って」「勇気を出して」だったと思っています。
あらゆる形の「頑張る」があり、その度合いも、やり方も、意味も、人それぞれです。自分なりの「頑張る」を大切にして伝えていくことが、周囲との連携がより良くなる秘訣かもしれません。
ー社員が自主的に育つシリーズー