末永ブログ
人生二度なし
2014年11月9日
いい言葉だと思います。哲学者の森信三氏の言葉です。原点を読むと深い意味に考えが新たになります。
この言葉の意味を我が人生でどこまで真剣にとらえているでしょうか。二度とない人生だからねというような
意味でしか受け取っていないことが多くないでしょうか。二度なしだからどうなんだという選択と行動が
望まれます。
自分の年齢になって分かることがあります。このことがもっと早く若い時に分かっていたらどうだっただろうか。
その必要はないと思います。若いときに分かっていたらもっと違う選択があったのかというと、そうではないと
思います。その時わかっていても、多分実感のないわかり方だったでしょうから、選択の根拠にはなりえないのだと
推測します。人間は未来に生きるのが生き方です。過去は生きてきましたが、過去にこれから生きることはできない
のです。だから、前に進むことが最良の選択です。それしかないのです。
生き方というのは確かにあります。これは学んでおく必要があります。過去の本を時々必要があって引っ張り出しますと
印をつけています。何に問題意識があったかが分かります。その問題意識は、今もあるのです。不思議ですね。
やはり潜在的にずっと考えているのでしょうね。その問題意識は、強く大きいほうがいいです。小さい問題意識は
自分を小さくします。大きい問題意識は、自分を大きく見ようとします。
人生二度なしに戻ります。やはり、人生は思いっきり、正しい目的にために生きてほしいと思います。思いっきりに
なっているでしょうか。なっていないのなら二度なしをもう一度考えてください。考えても、避けられないような
原因であれば、やむを得ないと諦めてはいけません。人生は変化への適応が生きるための必要条件です。
その時々に変化する条件の中で最適を選んでいきます。条件が整うのを待つか、待てないか。
待っていられるようでしたら待ってください。待てないようでしたら思いっきるしかないのです。
思いきるとは、何も外部から見たときのことを指すのではなく、内部、内面で思いきることも重要です。
案外、これが弱いことが多くあります。抽象論で分かりにくいと思いますが、材料にしてください。
写真は、一枚は千鳥ヶ淵です。紅葉はまだ早いですが、池にきれいに小山が写っています。
水面が秋できれいに落ち着いていますし、葉っぱが落ちていないのできれいです。やや曇って
いましたので雲があります。もう一枚は、緑を思わず取りました。森の中で一体になったように
感じる時があります。しばし立ち止まって呼吸を整えると新鮮な空気が体に漲ります。