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元々 育てやすい人とそうでない人
2012年7月22日
人材の中には、元々 育てやすい人とそうでない人がいるように感じます。
育てやすい人というのは、相性もあると思いますが、やはり物事の受け止め方が
素直な人、このように書くと一般的ですが、言葉を変えれば自分の足りないところを
理解しようとする人と言えます。それに対して、育てにくい人は、この逆で自分の足りないところ
よりも相手や周りの足りないことを先に指摘する人でありそこに拘りがある人です。
結果として、育てやすい人が育ち、育てにくい人は育たないかというとそうではありません。
結果の違いは、育てる人の力の差です。育ちにくい人が見違えるように育つことがあります。
なぜ育ちにくい人が育つかというと、その上司が人材の本質(本来的な資質、気性、行動特性)を
観ることができるからです。つまり、自分から相手を観るのではなく、相手から自分を観ることが
できると人材の可能性を感じることができます。簡単なようで、なかなかこの違いが理解して頂けません。
育てやすい人が育つのは普通であり、むしろ育てにくい人を根気よく育てることが大きな価値です。
「こんなに育て難い私を育てて頂いて有難うございます」。こんな言葉が聞こえて来る感動の瞬間
です。こういう意味で言えば、育てやすい人とそうでない人の違いがあるのではなく
育てる上司の潜在的な心自体がどのような本心になっているか、それが大切な鍵のようです。
株式会社末永イノベーション経営
代表取締役 末 永 春 秀