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SUENAGA Blog
内部から崩壊する
2012年7月16日
経済が厳しいと感じます。来年3月の金融円滑化法の期限が切れた後の中小企業は
相当の厳しさも想定する必要がありそうです。歴史的に組織は内部から崩壊すると言います。
確かにその通りです。外部環境が悪くなると、それに耐えられない内部は、他人が悪い、
他部門が悪い、外部が悪いと言い始めます。つまり、内部にある本質課題を見て見ぬ振りしたくなるのです。
内部の人たちは、見て見ぬふりしていることに気づいているのですが、まさに体質の弱さで同調が起こります。
悪くなる時は一気に一期、良くなる時は最低でも三期。見て見ぬふりをしないためには、何のための経営かという大義が
必要です。大義のためを本気で求めて行動することが必要です。ある新入社員が、知識はないけど必死で行動して
お客様に感動を与えた。それに先輩が奮い立つか、冷ややかに見るか、それを全員で切っ掛けにできるか。
案外簡単なことですが、組織の中に「それはそれ これはこれ」があるので、せっかくの一人の一燈は、小さな火で
消えてしまいます。どんな環境にあっても崩れない体質づくりの一歩は、日常の一つ一つを通して内部に何を感じ、
感じさせているかで決まると考えます。猛暑到来。ご自愛ください。